アメリカから、痛々しい画像が飛び込んできた。
北米日産のお膝元でもある、テネシー州での事故だそうだ。
数年前のBBC TOPGEARでクラークソン氏はGT-Rをグランツーリスモから抜け出してきた車と表現し、あたかも「勝手に走る」ような印象を与えた。その件はイギリスのGT-Rオーナー(つまり一部のエンスージアスト)からは痛烈な批判を浴びたが、多くの視聴者はクラークソン氏の話をあたかも真実のように受け止めているようだ。

少なくとも、R33、R34GT-Rが正規に輸入されていたり、並行輸入で相当数のGT-Rが輸入されたりしたイギリスではGT-Rは日本程ではないにしろ、それなりのヘリテイジを持っている。それでも上記のような誤解がある。
一方、北米では「今夏、突然目の前に現れたビデオゲームの車」という印象でも強いのだろうか。本サイトのYoutube動画へのコメントや、北米のフォーラムなどを見ていても、どうもヴァーチャルとリアルで決定的に違う部分に関する認識の欠如が感じられる。もちろん、洋の東西で分けて考えてよい話ではないが。
7万ドルという破格の安さで買えてしまうこのGT-R。北米で人気のポルシェやフェラーリなどに比べて破格である。分別のないオーナーが分別のない運転を公道ですることにより、このような事故が起こるのではないだろうか。

この事故では奇跡的にも死者は出なかったようだが、それはただ単にラッキーなだけだ。
公道でこのような無謀な運転による事故が続けば、ハイパフォーマンスカーはますます肩身が狭くなっていくだろう。
保険の視点からもそうだし、行政からもそう、メーカーだってやりにくくなるはずだ。
ユーザーの分別のない行動が、結果として自分たちの「Driving Pleasure」や「Fun to Drive」を自ら奪いかねないことを肝に銘じ、安全運転に心掛けたいものだ。
「Anyone, Anytime, Anywhere」ではない。「非日常」の速さは、「日常」の世界で導き出してはいけない。
サーキットへ行こう。

Source: Tennesspeed.net