その生涯で、限定車のNISMOを除くと一番軽量だったのが、この前期型だ。メーカー関係者の中でも「もっともGT-Rらしい走りができたのは前期型」という声も多いという。それほどまでに、車重はスポーツカーの性能を左右するのだ。
 インテリアで特徴的なのは、センターコンソールの枠にシボがなくツルツルしているところ。また、この型は本革巻きステアリングの質が高く、同じR32GT-Rオーナーが、新車に前期型のステアリングを取り付けたという話もあるほど。
 ボディカラーは圧倒的にガングレーメタリックが多い。


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撮影モデル車は標準車だが、NISMOバンパーに交換されていた。この年式には多いモディファイだ。キズつけたりしてバンパー交換が必要になった際に、どうせならNISMOということになるらしい。N1ヘッドライトは、内側がフォグライトのマニアックなパーツ。



 
この撮影モデル車は、なんと17万7000kmを走行している。エンジン本体はオーバーホールしていないが、タービンは破損したため交換されている。いまだ好調を維持しているのは、オーナーの深い愛着と行き届いたメンテナンスがあってこそ。ローターはN1用を使っている。



 
前期型のセンターコンソールの枠は、黒いツルツルの樹脂部品。シフトレバーの周囲も同じ材質だ。シートはモノフォルムのバケットタイプ。ずっと同じデザインだ。ABS本体は、日本ABS製。これもR32GT-Rすべてに採用されていて変更はなかった。


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BNR32 GT-R 前期型
1989年5月22日発表
1989年8月21日発売

車台番号:BNR32-000051~BNR32-017466(欠番なし)
設定ボディカラー:#KG1 ジェットシルバーメタリック
#KH2 ガングレーメタリック
#TH1 ダークブルーパール
#AH3 レッドパールメタリック
#732 ブラックパールメタリック
発表当時の価格:445.0万円

撮影モデル車
BNR32-000276
1989年式GT-R #KH2 ガングレーメタリック
オーナー:春日道也(GTROC)
ノーマルからの変更点:ニスモバンパー、N1ヘッドライト、N1ローター、マフラー、ステアリング、オーディオ、ストラットバー、エアクリーナー