じつはR32GT-Rファンだった荒聖治選手
一目惚れで2台目のR32GT-Rを買う


2004年、ル・マン24時間レースで優勝(アウディR8)。SUPER GTでは#24 WOODONE ADVAN Clarion GT-Rをドライブし、Rd.4セパンで昨年のZに続き2連覇を遂げた荒聖治選手。
実は、荒選手はプライベートでもGT-R乗り。しかも、トヨタのGTマシンに乗っていたときも、プライベートでR32GT-Rを所有していたというから、本物のGT-R乗りだ。

Text: Katsuhide Sugino
Photo: GTR-World.net







その荒選手が、2台目となるR32GT-Rを購入した。横浜のGT-R専門ショップ「ゼル・インターナショナル」に黒いR32GT-Rを探してもらい、めぐり合えた理想のGT-Rだという。
そもそも荒選手がレーシングドライバーを志したのは、グループAのGT-Rがキッカケ。
「もちろん、あの青いカルソニックスカイラインです。星野一義選手の走りに衝撃を受けました」
17歳で始めたカートを経て、1994年にフォルクスワーゲンカップレースのゴルフⅡクラスで4輪レースデビューした荒選手。見事、その年のシリーズチャンピオンを獲得した。その後、F4、F3、GT、Fポンと着実にステップアップを果たす。
「高校生の頃から、絶対GT-Rに乗りたいって思っていたんですけど、なかなか買えなくて。R32GT-Rって、中古車になっても高かったじゃないですか? 初めて手に入れたGT-Rは、元年式のガンメタでした。買ったときにすでに走行6~7万kmでしたけど、結局オドメーターが15万kmになるまで乗りました」
走行距離が増え維持費がかかるようになって、一旦、GT-Rを手放す。しかし、やっぱりR32GT-Rに乗りたくなったのだという。
「2台目は絶対に黒いGT-Rって決めていました。黒はカッコいいじゃないですか」
しかし、R32GT-Rの黒はそれほど多くはない。ましてや極上車となると…。
「いいGT-Rが入ったという連絡を受けて、ゼルさんに見にきたんですよ。それで一目惚れしてしまいました」
平成6年式の標準車。走行距離1.9万km。車庫保管でよほど大切にされていたのか、ボディは新車時の塗装のツヤを保ったままでエクボひとつない。しかも、内装は日焼けしていないし、トランクは使った形跡すらないほど。
「こんな中古車あるんですね。14年も前のクルマとは思えないほど。室内は使用感がないし、新車の匂いすらしますよ」と荒選手。
納車に当たって荒選手のリクエストで、R34GT-Rの純正ホイール、プロジェクトμのブレーキパッド、ニスモS-tuneのサスペンション、エクリプスのナビ、そしてレカロのバケットシートがゼルのファクトリーで取り付けられた。




「このGT-Rは、レーシングドライバーではなくて、荒聖治一個人として、生活の一部として楽しみたいです。これからの紅葉の季節、うちのカミさんとドライブとかね。毎日でも乗りたいですね。現在のR35GT-Rも速くて完成度が高く、凄くいいクルマですけど、280psでも刺激的なR32GT-Rってやっぱりボクにとって原点だと思います」

Link: ADVAN 荒聖治選手スペシャルインタビュー
Link: ゼル・インターナショナル