SUPER GT Rd.4 セパン
GT-R反撃開始!! またしても1-2フィニッシュ達成。今度はウッドワンが来た!






現地時間16時5分、決勝がスタート。気温31度、路面温度40度と例年より暑くない状況のなか、22号車モチュールオーテックGT-RのM・クルムが、悠々とポールのまま1コーナーに突入。クリーンなスタートと思われたが、エプソンNSXがスピン。直後にいたカルソニックGT-Rが避けきれずに接触し、クラス最後尾に落ちてしまう。フロントを小破しピットに戻ったカルソニックは、足回りをチェックしてコースに復帰する。
空力を改善し、フロントのダウンフォースが増したモチュールは快調に飛ばす。2番手を走るATRA NSXのR・ファーマンを4秒以上のリードし後続を引き離す。3番手は、アドバンタイヤを履く24号車のウッドワンGT-R。その後では、3台のNSX同士が熾烈な戦いを繰り広げている。
16周目、TAKATA NSXがリアルNSXをパスし4番手に上がる。同時に、ATRA NSXがペースアップし、トップのモチュールとの差は2.7秒に。NSXが追いかけてきた。22周目のARTAのラップタイムは57秒台。対するモチュールは58秒台。その差はどんどん詰まってくる。
トップのモチュールと追い上げるARTAとの差が1秒になった25周目。モチュールとARTAが同時にピットイン。モチュールは、ドライバーが柳田真孝に交代しタイヤを4輪交換して29秒3でピットアウト。ちなみに、タイヤは皮むきしたユーズドタイヤを使用。対するARTAも4本ともタイヤ交換。ドライバーはスーパールーキー伊沢拓也。ピット作業は30秒2で終えるものの、その横をモチュールが先にコースイン。
コースに戻ったモチュールは、1分00秒台で周回。ARTAは01秒台。しかし、ドライーが交代してもARTAの追撃は終わらなかった。すぐさま、ARTAは58秒台に入れて猛然とプッシュ。29周目には、完全に射程圏内に捉えて各コーナーで「いつでも行くぞ!」とばかりにプレッシャーをかけてくる。

そして、30周目の2コーナー。モチュールのインを付いたATRAが接触。NSXの右フロントで左ドア付近を押されたモチュールはたまらずハーフスピン。ARTAが暫定トップを奪う。モチュールは、すぐにレース復帰し暫定2番手は確保するが差がついてしまう。
31周目のオーダーは、ピットインしていないイエローハットGT-Rを先頭に、ピットインを終えたARTA、モチュール、ウッドワン、TAKATA、エクリプスSC430が続く。
35周目にモチュールとの接触に対し、ARTAにドライブスルー・ペナルティが出される。すぐにARTAはピットロードに滑り込む。これで、モチュールは再度トップに。コースに復帰したARTAは4番手に落ちる。
 しかし、ARTA伊沢の追い上げは終わらなかった。前を走るTAKATAの道上に襲いかかるARTA伊沢は、最終コーナーでインを突き、接触しながらもパス。ARTAのラップタイムは、誰よりも速い57秒台。周りは59秒台だからその速さが際立つ。
 一方、トップを走るモチュールに、今度は同じGT-Rのウッドワン荒が接近。40周目にはその差が5秒を切る。さらに3番手に上がったARTAが恐るべき速さで先行する2台のGT-Rを追う展開。レースは今シーズン最高の白熱した戦いに。
 45周目には、トップのモチュールとウッドワンの差は0秒606にまで縮む。その後のARTAは急激な追い上げがたたったのか、ペースが59秒台に落ちてしまう。
 なおもウッドワン荒はプッシュし、47周目にモチュールに仕掛けて並びかけるものの、モチュール柳田も巧みに防戦。3番手を走っていたARTAは、TAKATAに抜き返されてしまう。その直後、1コーナーで挙動を乱し、ピットイン。リアホイールの緩みだった。
 息詰まるモチュールとウッドワンの戦いの決着がついたのは、残り5周目。1コーナーの立ち上がりでモチュールのシフトが入らなかったのか、一瞬、加速が鈍る。そこをウッドワンがすかさずパス。大きなリスクなしでこのレースで、初めてトップに立つ。
 抜かれたモチュールも、チャンスをうかがいプレッシャーをかけ続けるものの、昨年のセパンの覇者、ウッドワン荒を再び抜き返すには至らなかった。ファイナルラップ突入時にその差は1秒3に広がり、ウッドワンのコンドーレーシングは昨年のZに続く、2連覇を遂げた。

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2008年6月22日(日) セパンサーキット 5.542km
■決勝■
天候:晴れ | コース:ドライ
GT500クラス/決勝決果
Pos. No. Car Driver Time Laps Tire WH
124WOODONE ADVAN Clarion GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1:48'26.94754YH

+2

222MOTUL AUTECH GT-Rミハエル・クルム
柳田 真孝
0'02.41954BS

+1

318TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
0'15.52654BS30
425ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
0'23.14354YH

+2

5100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
0'24.31454BS10
617REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
0'49.74554BS

+1

736PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'08.59654BS60
86ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
1'08.92754BS
93YellowHat YMS TOMICA GT-Rロニー・クインタレッリ
横溝 直輝
1'14.43954BS
1035宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1'21.73054BS
111ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'48.21654BS5

+1

1239DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート
1Lap53DL

+2

1323XANAVI NISMO GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1Lap53BS95
1412カルソニック IMPUL GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1Lap53BS10
GT500 規定周回数:37

32EPSON NSXロイック・デュバル
平中 克幸
11Laps43DL

38ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
21Laps33BS55


■フリー走行■
天候:晴れ | コース:ドライ
GT500クラス/フリー走行決果
Pos. No. Car Driver Best Time Diff Tire WH
11ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'57.073170.417
km/h
BS5

+1

218TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
1'57.4960'00.423BS30
3100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
1'57.5330'00.460BS10
417REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
1'57.7330'00.660BS

+1

524WOODONE ADVAN Clarion GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'57.8440'00.771YH

+2

625ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
1'57.9300'00.857YH

+2

712カルソニック IMPUL GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1'58.0870'01.014BS10
822MOTUL AUTECH GT-Rミハエル・クルム
柳田 真孝
1'58.2450'01.172BS

+1

932EPSON NSXロイック・デュバル
平中 克幸
1'58.3810'01.308DL
103YellowHat YMS TOMICA GT-Rロニー・クインタレッリ
横溝 直輝
1'58.4190'01.346BS
1136PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'58.8030'01.730BS60
126ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
1'58.9310'01.858BS
1335宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1'59.0480'01.975BS
1438ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
2'00.3170'03.244BS55
1539DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート
2'00.4040'03.331DL

+2

1623XANAVI NISMO GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
2'00.5820'03.509BS95