4月20日 ベルギー、ゾルダーサーキット
FIA GT戦でニッサン勢の若手が順調に成長




FIA GTシリーズの第2戦がベルギーのゾルダーサーキットで開催され、ニッサンGTアカデミー・チームRJNが頼もしい成長を見せました。レース参戦を始めたばかりのGTアカデミー卒業生は、前回を上回る好走を見せましたが、第1回卒業生のルーカス・オルドネスにとっては、この週末は苦い思い出となりそうです。

ベルギー出身のウォルフガング・ライプとチームメイトでロシア出身のマーク・シュルツイスキーは、17番手から予選をスタートすると、様々なアクシデントを避け切り、15位でフィニッシュしました。そして決勝レース、シュルツイスキーは、オープニングラップでバトルに巻き込まれる洗礼を浴びました。しかしそれを切り抜けて#32 NISSAN GT-R NISMO GT3をピットに戻すと、コース復帰後は本来のペースをつかみ始めました。その後を受け継いだライプは、総合14位でフィニッシュ。Pro-Amクラスでは5位に入りました。

「今週はいろいろとドラマがありました」とライプはコメント。「でも、今回もレースを走り切ることができてうれしいです。僕とマーク(シュツルイスキー)はまだまだ修行中なので、セバスチャン・ローブのような偉大なドライバーたちと一緒に参戦できるのは夢のようです。今回は、家族や友人たちもサーキットに来てくれました。これで、レーシングドライバーがどれだけ大変な仕事か、分かってもらえたと思います。次のシルバーストンはよく知っているコースなので、とても楽しみにしています」

ルーカス・オルドネスとアレックス・バンコムの予選レースは苦しい展開となりました。オルドネスが、乱調の他車からヒットを受けたのです。オルドネスの#35 YouTube GT-Rはピットインを余儀なくされ、その後走行終了となってしまいました。

決勝レースはオルドネスがスタートを担当しましたが、バトルの末にスピンしてきた他車がサイドから詰め寄ってきたため、オルドネスはコース外に押し出されてしまいました。このアクシデントでGT-Rが受けたダメージは大きく、オルドネスはこの週末2回目のリタイアを喫することとなりました。

「スタートは誰もが接近戦となりました」とオルドネスは状況を説明します。「かなり慎重に攻めていたのですが、悪いタイミングで悪い場所に居合わせたために、リタイアとなってしまいました。今日のことは振り払って、また戦いに挑みます。次のシルバーストンでは、強い走りができると確信しています」

「モータースポーツは時に痛手を被ることもあります」と日産のグローバルモータースポーツディレクター、ダレン・コックス。「ルーカス(オルドネス)とアレックス(バンコム)にとってはかなり厳しい週末となり、他人のアクシデントが原因で2回もリタイアを余儀なくされました。マーク(シュルツイスキー)とウォルフィー(ライプ)は今回も頼もしい活躍を見せてくれ、ゾルダーでも貴重な経験を積みました。ふたりとも、この先さらに強く、速くなっていくと思います」