4月14日モンツァサーキット(イタリア)
ゲーマー出身のニッサン・レーサー達も健闘




2013年ブランパン耐久シリーズの開幕戦、カテドラル・オブ・スピードが4月14日、イタリアのモンツァサーキットで開催されました。60台のエントリーを集めたこのレースで、NISSAN GT-R NISMO GT3が持ち前の速さを発揮しました。

ゲーマー出身のニッサン・レーサー達も健闘し、今回のモンツァは並みいる強豪と共にGTレースの全開の走りを経験する絶好の場となりました。

YouTubeロゴをまとった#35 GT-Rは、レース序盤で首位に立つなど劇的な展開も見せながら、Pro-Amクラス6位でフィニッシュ。昨年8月にニッサンGTアカデミーを卒業したばかりの3人がドライブした#32 GT-Rは、クラス8位でのフィニッシュを果たしました。

ルーカス・オルドネス、昨年のニッサンGTアカデミー勝者であるウォルフガング・ライプ、マーク・シュルツイスキー、ペーター・ピッツェーラ、スティーブ・ドハティの4人にとって、モンツァでのレースに挑むのは今回が初めてのことです。アレックス・バンコムはF1イタリアグランプリも開催されるこのサーキットでのレース経験があり、この日はイタリアの日差しのようにバンコムのパフォーマンスが輝きを見せました。

予選で4番手という好位置を獲得したバンコムは、YouTube GT-Rのスタートを担当。ラップ1が終わるまでに2位に浮上し、スタートで首位に立ったマクラーレンを追います。そしてまもなく、マクラーレンをかわしたGT-Rは、総合首位に立ちました。

#32 GT-Rのオープニングスティントを担当したライプも素晴らしい走りを見せ、総合で27位から15位にまで順位を上げました。スタート担当という重責を担ったライプでしたが、初めてのモンツァでのレースでも落ち着いた走りを見せました。

ライプは「1コーナーがとてもタイトなのでスタートは慎重に努めましたが、順位は絶対に落としたくはありませんでした。1コーナーであまりに他のマシンが速度を落とすので、とても驚きました。ほとんど止まりそうなほどでした。最初のラップは問題ありませんでしたが、その後は少し大変でしたね。自分のスティント中は、GTアカデミーで指導に当たってくれたバス・レインダースが所属するMarc VDS BMWといいバトルができました。自分のスティント中に彼がドライブしていたわけではありませんが、BMWには抜かれないようにしました。ペーター(ピッツェーラ)、マーク(シュルツイスキー)は今日、とてもいい走りをしたので、モンツァでの初レースはみんな満足のいく内容になったと思います」と語りました。

ライプはピッツェーラにつなぎ、その後シュルツイスキーがチェッカーを受けました。ピットではややタイムをロスする場面もありましたが、GTアカデミーの卒業生たちは、遅れを取り戻すためにバトルに挑みながらも冷静を保ち、GT-Rに8位フィニッシュをもたらしました。

見事なスタートを見せたバンコムからYouTube GT-Rのステアリングを受け継いだオルドネスは、ピットストップの後、総合5位、Pro-Amクラス首位につけていました。

オルドネスは「NISSAN GT-Rはこの週末を通して素晴らしい走りを見せたので、モンツァでのレースを満喫しました。マシンに乗り込んだ時は、すべてがいい感じで、自分のスティントの前半ではハードにプッシュすることもできました。タイヤ圧に苦戦し始めてからは、トラフィックにもつかまり少し厳しい展開となりました。GTレースのトップドライバーたちに挑んだ今回のレースでは、これまで経験したどのレースよりも多くのことを学んだように思います。残念ながらピットインの時は、ピットを間違えて入ってしまい、少しタイムをロスしてしまいました。ここでGT-Rでレースをすることができて、本当にうれしかったです。有名なモンツァのコーナーを攻めるのは素晴らしい気分でしたし、いい思い出になりそうです」と語りました。

ニッサンGTアカデミー・チームRJNはこの後、FIA GTシリーズイベントのため、ベルギーのゾルダーに向かいます。