“NEW LEGEND OF RACING GT-R”のメインイベント、歴代GT-Rによるスペシャルバトル。5台の08年R35GT仕様に加え、4台のR34GT仕様、R33GT仕様、R34S耐仕様が各1台、そして3台のR32Gr.A仕様の計14台のGT-Rが10周の模擬レースを走る。
抜群の速さを誇るR35GT仕様は、ピットイン行い、ドライバーチェンジ、タイヤ交換が義務付けられレースを盛り上げる。
スタートに先立ち、グリッドウォークが行われ、歴代マシンを間近に見ようとメインストレート上は日産ファンで埋め尽くされた。各ドライバーと監督はファンのサイン攻めに会い、長い行列が出来ていた。
ポールポジションに着いたのは、#22MOTUL AUTECH GT-R。ドライバーズシートに座るのは、柳田真孝選手…ではなくて、父・柳田春人氏!! 「俺のほうが速い!」と会場中継のインタビューににこやかに答える柳田シニアにご辞退いただいて、真孝選手がドライバーズシートに乗り込み、いよいよスペシャルバトルがスタート。
ローリングスタートから飛び出したのは、ポールの#22MOTUL。エアリストリクターのない3台のGr.Aマシンはストレートが速く、何台ものGTマシンをパスする。
しかし、空力デバイスがないGr.AはコーナーではGTマシンの敵ではなく、ヘアピンでは順当なポジションに戻る。
レースは5台のR35GT仕様が実戦さながらの接近バトルを展開。シーズン中のレースでは重量ハンデがあるので、5台全部が拮抗した速さでレースを走れるのは緒戦・鈴鹿とこのスペシャルバトルくらいなもの。模擬レースとはいいながら、そこはレーシングドライバー。各所でちょっぴり意地の張り合いをしながら、クリーンなバトルでコーナーを併走しながら抜けていく。
意地の張り合いで本気だったのは、ピットのメカニックだったかもしれない。5台のR35GT仕様に課せられたピットインに備え、各チームのメカニックが臨戦態勢で待ち構える。ピットレーンに特設された『エキサイティングエリア』のファンの熱い視線を受けながら、タイヤ交換をそれこそシーズンさながらの素早さでこなし、マシンをコースに送り返す。
3台のGr.Aマシンは、毎周順位を入れ替えての走行。今回、#2STPタイサンGT-Rのステアリングを握る近藤真彦監督は、#1ユニシアジェックススカイラインの長谷見昌弘監督、#12カルソニックスカイラインの星野一義監督とのバトルを楽しんだ。
一方、トップを走るのは、ピットインの義務がない03仕様R34GT-Rの#23XANAVI NISMO GT-Rを駆る青木孝行選手。追うのは、#22MOTUL、#233XANAVI、そして#12カルソニックの3台のR35GT-R。しかし、圧倒的に速いR35GT-Rとはいえどもピットインのハンデは大きく、03仕様R34GT-Rの#23XANAVI NISMO GT-R に2秒3差で3台揃ってのゴールとなった。