1972 TSレース仕様東名サニー

B110
1972年マイナーツーリング仕様
HIROTA東名サニー

伝説のマイナーツーリングを戦った
栄光のマシンを現代に復刻
筑波を1分2秒台で走る!

Text: GTR-World.net
Photo: GTR-World.net


OHVエンジンながら、10,000rpmまで回していた名機A12エンジンを搭載したTSサニー。その中でももっとも有名な東名サニーを現代に蘇らせた逸品。現役当時のクーゲルフィシャー製機械式インジェクションはウェーバー・キャブに置き換えられているものの、現代のエンジン・チューニングによって、当時を上回る175psを発揮しているという。
このマシンはJCCA(日本クラシックカー協会)のFレースに参戦している現役マシンでもある。9月に筑波サーキットで行われたレースで、影山正美選手の手により1分02秒910という素晴らしいベストタイムを樹立している。このタイムはグリップの上がったタイヤのおかげもあり、当時よりも速いのだ。
フロント・ストラット、リヤ・リーフスプリングという古典的なサスペンションだが、現代の軽自動車よりもはるかに軽い650kgという車重のおかげでトラクションもマシンコントロール性も高次元。要所にピロポールが使われているのもTSマシンの特徴。
東名、土屋など数多くのチューナーが腕を競ってパワーアップに励み、託されたドライバーも技の限りを尽くして4重連、5重連のスリップを使って戦ったマイナーツーリングの素晴らしさは、今でも日本モータースポーツ史の語り草になっている。