1992 NISSAN R91CP

R91CP
1992年デイトナ24時間レース
総合優勝車

日本車の日本人ドライバーによる
唯一の世界的24時間レース優勝

Text: GTR-World.net
Photo: GTR-World.net


エンジン、シャシーともすべて日産製のグループCマシン。92年のデイトナ24時間レースに長谷見昌弘、星野一義、鈴木利男のトリオで出場し、見事優勝した記念すべきマシン。実は、デイトナへのチャレンジは91年に予定されていて、すでに現地でのテストも終えて参戦体制だったが、1月17日に湾岸戦争が起こった影響で参戦を中止し、翌年に改めてチャレンジし優勝したという逸話がある。
シャシーはカーボン製モノコック。エンジンは、当時最強といわれたVRH35Z。3.5リッターV8ツインターボで、予選時にはフルブーストで1000psを発揮していたという。開発責任者は、現在も東海大学工学部の教授としてル・マンに挑戦している林義正・スポーツ車両開発センター部長(当時)。
デイトナ24時間は、バンクとインフィールドを使用するレイアウトのため、バンク走行を考慮したグッドイヤー製のタイヤを使用した。
現在のマシンは、デイトナ優勝時のまま保存されてきたが、昨年レストアされて走行可能になった。実に15年ぶりのサーキット走行になる。