7月14日、富士スピードウェイにおいて「MOTUL NISMO GT-R」の最終チェック走行が行われた。この日の午後、富士スピードウェイに現れた「MOTUL NISMO GT-R」は、カラーリングも終了し、残すはゼッケンナンバーのみ。いよいよ十勝24時間レースに向けて、準備は最終段階にはいった雰囲気をかもし出していた。

Text: Shunsuke Takeuchi
Photo: Yoshio Moriyama



マシンの方は、前回の仙台ハイランドのテストに対していくつかの変更が施されたようだ。まず、目立つところではフロントグリルにネットが追加された。小石や虫などから、大切な冷却系パーツを保護するためか。
さらに、マフラーの出口形状も変更された。前回のテストでは、純正マフラーと同じ4本出しデザインだったものが、今回は写真のようなオーバル形状の新デザインとなった。

そして最も大きな変更は、ガソリンタンクだ。これまでは、ノーマルのガソリンタンクを使用することになっていたが、安全燃料タンクに変更されたのだ。これについてのNISMO側の説明は、「7月6日に仙台ハイランドでのテスト結果を踏まえ、レース用の安全燃料タンク+クイックチャージ方式とした。24時間レースという特殊な条件で、かつ高速耐久実験ということから過酷な条件が想定されるため、より安全性の高い安全燃料タンクの方が良いと判断した」とのこと。確かに、ドライバーはもとより、作業をするピットクルーの安全性を考えれば、正しい判断と言うべきだろう。ちなみに燃料タンク容量は95リッターとなり、ノーマルの71リッターからは24リッターほど有利になる。この点においても、NISMOが目指す長距離耐久テストを行う上でのメリットになるはずだ。