昨年、話題になったR35 GT-Rのワンメイクイベント車両「Club Track edition」がデリバリーされ、その第1回目のイベントとして車両引渡し式とレーシングスクールが5月14日に開催された。会場となったのは千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイ。朝から晴天に恵まれ、絶好のイベント日和となった。

「Club Track edition」は7台が販売され、この日引き渡されたのは6台。

集まった6人のオーナー達を迎え入れたのは、NISSAN GT-R開発チームの面々と、NISMO、NOVA、ノルドリンクのスタッフ。そして当日のインストラクターを務める田中哲也、藤井誠暢の両レーシングドライバー。

なんともゴージャスなメンバーだが、本来なら水野和敏CVE&CPSも参加予定だった。残念ながら仕事の都合で当日はビデオレターでの挨拶となったが、NISSAN GT-R開発チームからは、永井 暁氏、山洞博司氏に加え、神山幸雄、松本孝夫の両開発ドライバーもサブインストラクターとして参加。またNOVAの森脇基恭氏もGT-R特約サービス工場協会会長として挨拶に立った。そして、チーフインストラクターはもちろん鈴木利男氏。

R35 GT-Rオーナーならずとも、こんなメンバーならレーシングスクールを受けてみたいと思うはず。

その内容だが、午前中に車両引渡し式を終了し、まずは先導車付きの慣熟走行。実技担当は田中、藤井の両レーシングドライバー。慣熟走行といってもかなりのハイペースだったのが印象的だった。それだけ参加者のレベルの高さを表しているといえるだろう。

その後、昼食をはさんで午後からは本格的なドライビングレクチャーの開始だ。全社、車載カメラとデータロガーを搭載。走行データを取得しながらの走行。ほぼマン・ツー・マンと言ってよい内容で、受講生の前をインストラクターが走りラインやブレーキングポイントを伝授。そのまま体制を入れ替え、今度はインストラクターが後ろから受講生の走りをチェックして支持を出すというもの。

ピットにもどれば、NISMO大森ファクトリー、NOVA、ノルドリンクのメカニックがマシンをチェック。空気圧調整などを行ってくれるというワークス体制が羨ましい。

休息時間には取得したデータを見ながら、インストラクターが走りを分析。問題点や課題を受講生に与えてくれる。その後ス再び走行を行いデータを取得。これを3回行ってこの日は終了した。

最後の走行では袖ヶ浦フォレストレースウェイのコースレコードに迫るタイムで走る受講生もいたほど。確実にスキルアップしていることは、コースサイドで見ていてもわかるほどだった。

なんともゴージャスなレーシングスクール。内容を見ればリーズナブルとさえ思える。年内はあと3回が予定され、そして12月のNISMOフェスティバルではショートレースが行われるという。

「Club Track edition」の詳細については以前レポートしたので参照していただきたい。
NISSAN GTR「Club Track edition」REPORT