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 いつの頃からか、クルマのカタログにはエアロダイナミクスに関する記述が表記されるようになった。Cd値やダウンフォースあるいはゼロリフトといった言葉を目にされた方も多いだろう。ただ、このエアロダイナミクスに関しては、我々一般人が普通に走行している限りではなかなか実感しにくい部分でもあった。反面、アフターマーケットのエアロパーツを取り付けても、良くなったのか悪くなったのかも実感しにくかったのではないだろうか。

Text: Shunsuke Takeuchi
Photo: GTR-WORLD.net




 新型GT-Rのエアロダイナミクスは、鈴鹿美隆氏が担当した。鈴鹿氏は長年にわたり、日産のグループCカーやGTカーの空力を担当してきた言わば日本を代表するエアロダイナミクスのスペシャリストだ。
当然、水野氏とのコンビも長きに渡っている。

日産の広報資料にもエアロダイナミクスに関する説明が記されていが、当サイトとしてはCd値やダウンフォース以上に注目しているのが冷却性能だ。それは新型GT-Rはトランスアクスルを採用したことにより、エンジンルームからフロアトンネルを使いリヤにある駆動系の冷却性能を飛躍的に向上させたという点と、ダクトにより風を当ててブレーキを冷却するのではなく、ボディサイドからエアを抜くことでブレーキを冷却しているという2点である。
 これが本物だとすれば、例えばアフターマーケットのエアロパーツを装着してサーキット走行などの高負荷運転をした際に、駆動系やブレーキの冷却に問題を発生する可能性があるということだ。ただ、鈴鹿氏の仕事ともなれば本物の可能性がかなり高い。エアロパーツの開発と選択は吟味する必要がありそうだ。