スピードリミッターについても噂が飛び交っていた。
だが、この件に関してはほぼ噂通りのようだ。
その内容は、通常は180km/hでリミッターが作動するが、GPSで位置を検知し特定のサーキットにおいてはリミッターが解除できる仕組みになっているというもの。

現段階ではどこのサーキットでリミッター解除可能かは公式に発表されていない。しかし、関係者の話によると、十勝、SUGO、仙台ハイランド、筑波、富士スピードウェイ、鈴鹿、ツインリンクもてぎ、セントラルサーキット、岡山国際、オートポリスなど、ストレートスピードが180km/hを超える主要サーキットでは解除できるという。また、日産のテストコース(陸別、栃木、追浜)や日本自動車研究所のようなテストコースも解除可能になるらしい。
 
スピードリミッターの解除という問題については、日産と国交省の間で、非常にナーバスな交渉が続いていたと伝え聞く。340km/hのスピードメーターが単なる高性能の象徴ではなく、サーキットという限定された条件の中でも、実際にその機能を果たせるようになったということは、480psのパワーと共に、国産スポーツにとって大きな前進といえよう。

しかし、GT-Rがライバルと名指しするポルシェを筆頭とする世界の“スーパーカー”は、日本国内の公道でも180km/hでスピードリミッターが作動するということはあり得ない。高性能車を買った人が、どんなスピードで走るかというのは自己責任の範疇で、自動車メーカーがそれを規制するのは過保護のような気もするが。斜に構えた見方をすると、ポルシェはオーナーのモラルを信用していて、国産メーカーはそこまでは信用していないとも見えるのだが…。しかしながら、そこまで求めるのは、現状の国産メーカーには酷なのかもしれない。

ただ、輸出されるGT-R全車に180km/hスピードリミッターが装備されているという話は聞いていない。