これが「スペックV」の専用ホイールか!?
1月10日発売のベストカー2月10日号掲載のGT-RスペックVの記事に「プロトタイプの外観はあまり変わっていません。ただし注意深くみると、6本スポークのホイールを装着していたと思うので、それでわかると思います」とスペックVのプロトタイプの識別ポイントが記述されていた。
実は、GTR-WORLD.netでは、その6本スポークのホイールを履いたR35GT-Rの写真をすでに入手していた。
2007年11月下旬に行なわれた、仙台ハイランドでのメディア向けグローバル試乗会の現場で撮影された2枚の写真。よく見ると、形状が異なるホイールを履いた新型GT-Rである。純正ホイールは、ご存知のとおり、レイズ製の7本スポーク形状。しかし、写真のホイールはTE37のような6本スポーク。ただし、TE37ではない。スポークのセンターに溝のようなデザインがあるし、TE37より骨太に感じる。
ホイール以外にも市販バージョンと相違点がある。リアバンパー下のメッシュ・グリルの奥に、バッグフォグらしき赤いランプが見える。現在のところ、オプションにバッグフォグの設定はない。その他、サイドマーカー等の灯火類に違いが無いところをみると、輸出仕様とは考えにくい。

この6本スポークのホイールを履いたGT-Rは、当然のことながら試乗にも撮影にも供せられることはなかった。もちろん、公式な発表もない。ただし、こんなガンさんこと黒沢元治氏の話もある。
「仙台ハイランドではトータル何ラップくらいしたかな? ベスモの撮影としては9ラップぐらい。でも、その他に水野君がこれ乗ってくれ、アレ乗ってくれってさ。データロガーを積んでいるクルマもあった。データ取りたかったみたいだな…」
ガンさんが水野主管に頼まれて乗ったテスト車の中に、6本スポークのホイールを履いたGT-RやスペックVの試作車があったとは断言できないが、日々改良を目指している新型GT-Rにとって、仙台ハイランドは日本でのメインテストコース。単に、ガンさんのGT-Rドライブをセンシングしただけとは思えない。その中に、次の改良を踏まえた試作車や、スペックVのパーツを組み込んだものがあったと考えても不自然ではないはず。
謎の6本スポークのホイールを履いたGT-R。果たして、本当にスペックVに関係する試作車なのか?
はたまた、6本スポークのホイールは単なるメーカーオプションなのか? 謎はまだ解明されていない。