BODY編
7月20日にスタートする「十勝24時間レース」に向けて、ニスモでは参戦マシンの製作が急ピッチで進められている。参戦目的が、夏に発売を予定しているニスモオプションのテストというだけあって、極力、ノーマルの特性を残すようなマシン造りが進められているようだ。まずは、BODYワークからチェックしてみよう。

Text: Shunsuke Takeuchi
Photo: GTR-WORLD.net



溶接補強なし!
注目のポイントは、レーシングカー造りの常道である、追加溶接によるボディ補強は一切施されていない点にある。当サイトでも以前に紹介したように、R35 NISSAN GT-Rのノーマルボディはレーシングカー並みかそれ以上の溶接ポイントの多さと精度を誇っている(メカニズムレビュー:BODY編にリンク)。最近の水野CPSの発言では、ノーマルボディの製作精度はかなり向上しレーザー式計測器の精度の方が問題になるほどだという。その結果、非常にシッカリとしたボディが完成しボディ自体がスプリング効果を持ち、ニュルでも7分30秒を切るまでになったとのことだ。現在、製作中の「MOTUL NISMO GT-R」も、ノーマルボディの特性を生かすためか、溶接補強は一切行わず、しかもボルトオンタイプのロールケージを装着するにとどめている。とはいえ、写真のようにポイント数は多く、ドライバーの安全はシッカリと確保されている。その他、エアジャッキや消火器、そしてフルバケットシートなどのレースに参加するためのアイテムが装備される。


軽量化アイテム?
軽量化アイテムとしては、デザインはノーマルそのものだが、ボンネットフードがカーボン製に交換される。ただし、フード自体の剛性を確保するための補強を加えた結果か、ノーマルのアルミフードに比べ、驚くほど軽いというものではない。また、リアのトランクリッドもカーボン製のものに交換される。こちらはノーマルがスチール製なのでそれなりに軽量化が期待できるアイテムだろう。その他、サイドウィンドウがアクリルとなる。前後のウィンドウはガラスのままだ。最終的に仕上がった状態での車両重量は気になるところだ。


注目のアイテム
速さには直接関係ないが、非常に興味深いアイテムをご紹介しよう。
まずは、ドアミラー。オーナーならかなり気になるアイテムなはずだ。ドライカーボン製のドアミラーはデザイン的には純正と同じだが、これだけでかなりレーシーなイメージになる。各種機能を盛り込んだ上で、是非とも商品化して欲しいものだ。続いて、ダッシュパネル上のマルチファンクションメーター周辺のガーニッシュ。こちらもカーボン製のレーシーなもので綾織りのリアルカーボン。これまた商品化して欲しいアイテムだ。