4回にわたってお伝えしてきた「MOTUL NISMO GT-R」の仙台ハイランドでのテストの模様。最終回は、十勝24時間レースにR35 GT-Rで参戦するMOTUL NISMO Racing Teamの熊谷監督と、テストを担当した影山正美選手へのインタビューだ。

Text: Shunsuke Takeuchi
Photo: Yoshio Moriyama







MOTUL NISMO Racing Team熊谷監督
-改めてお聞きしますが、今回の参戦目的は?-
「今回の参戦は夏に発売予定のNISMOオプションと、MOTUL社と共同開発しているコンペティションオイルの性能、耐久信頼性をレースフィールドで確認することです」

-参戦目的がNISMOパーツのテストとのことですが、具体的に教えてください-
「ホイール、エキゾーストを始め、他にもいくつかの試作品を装着しています。MOTUL社との共同開発によるコンペティションオイルシリーズの一部製品も実験目的で使用しています。」

-非常に生産車に近いマシンですが、マシン造りのポイントはどんなところに置きましたか?-
「ズバリ、耐久、信頼性の確保です」

-実際のレースにおける具体的な目標は?-
「トラブルを出さずに、とにかく完走ですね」

-今回のテストではどんなところをチェックしましたか?-
「十勝24時間レースで想定される状況での仕様確認を実施しました。多少のトラブルは出ましたが、想定の範囲内でした」

-コース上でストップしたり、3LAPぐらいでピットに入っていましたが?-
「いろいろなセッティングを試して、仕様の比較をしていました」

-最後に本番に向けての抱負をお聞かせください-
「NISSAN GT-Rの基準車に近い仕様で初のレース、それも24時間の過酷なものとなります。目標である性能、耐久信頼性確認を実施しつつ完走を目指したいと思っています。そして、NISSAN GT-Rの更なるイメージアップに貢献したいと考えています」





MOTUL NISMO Racing Team影山正美選手
-まずは、今回のテスト結果はいかがでしたか?-
「十勝24時間レースに向けていろいろな仕様を試して、比較できました」

-R34 GT-RのS耐マシンと比較して、新世代GT-Rのレーシングカーの印象は?-
「R34 GT-RのS耐マシンは、FALKEN☆GT-R(2002年)に乗ったことがありますが、6年経って、R35 GT-Rは比べものにならないくらい進化しています。具体的に言うと、前後の重量バランスが良くなったこと、トランスアクスルを採用した点です。また、パドルでギアが変わるので運転が楽ですね。R34GT-Rもいい車でしたが、R35 GT-Rは(ベースの車両の)値段が上がった分装備も充実しているので、楽に走れてタイムも出ます」

-最後に本番に向けての抱負をお聞かせください-
「十勝24時間レースは、目的がニスモオプションやオイルの耐久信頼性確認なので、どのくらいの耐久性があるのか気になるところですし、テスト目的達成のためにもまずは完走を目指します。そういう意味では敵がいないレースですが、R35 GT-Rとしては初めての24時間レースとなるので、いいリザルトを残したいと思っています。S耐車両とのタイム差もそれほどではないと見込んいますし、僕個人としては十勝24時間レースは去年フェアレディZでクラス優勝(ST1)しているので、楽しみにしています」