開幕2連勝を飾ったザナヴィニスモGT-R。あまりの速さのために、2回目の性能調整が行なわれた。その内容は、GT-R全車の最低重量を1180kgとする厳しいものだった。

第1戦時のGT-Rの最低重量は1100kg、第2戦ではそれが1150kgに引き上げられた。ザナヴィニスモGT-Rは、第2戦で最低重量1150kg+ウエイトハンデ55kgの1205kgの車重となった。しかし重量が1200kgを超えた場合、安全性確保が目的でリストリクター径を絞ることによって相殺するレギュレーションなので、ザナヴィニスモGT-Rは最低重量1200kg+リストリクター径28.9φの組み合わせ。そして、その厳しいハンデをものともせずに、ポールtoウインを飾ったのはご存知のとおり。

2連勝の結果、ザナヴィニスモGT-Rは最低重量1180kgに驚きのウエイトハンデ115kgを搭載することとなった。つまり、車重は1295kgいうこと。そのうちの95kgをリストリクター径で相殺するので、ザナヴィニスモGT-Rのリストリクター径は27φとなってしまった。リストリクターを絞られていないモチュールオーテックGT-Rの29φと比較すると格段に小さいのだ。
1200kgの車重に27φのリストリクター。当然のことながら、この性能調整の効果は大きく、練習走行時からザナヴィニスモGT-Rのタイムは低迷。ストレートのトップスピードが、目で見てもわかるほど低下。他のGT-R勢も最低重量を1180kgに引き上げられたことにより、精彩を欠く公式練習走行タイムとなり、イエローハットの7番手が最上位。ザナヴィニスモGT-Rは22番手と最下位になってしまった。

Text: Katsuhide Sugino
Photo: Tkahiro Masuda


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2008年5月2日(金) 冨士スピードウェイ 4.563km
■練習走行■
1回目 09:00 - 10:25 天候:曇り | コース:ドライ
2回目 14:00 - 16:00 天候:雨  | コース:ウェット

GT500クラス/練習走行
Pos. No. Car Driver Best Lap Session1 Session2 Tire WH
1100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
1'34.8161'34.8161'44.719BS

+1

235宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1'34.8251'34.8251'45.756BS
317REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
1'34.9981'34.9981'44.752BS

+1

432EPSON NSXロイック・デュバル
平中 克幸
1'35.0671'35.0671'44.566DL
538ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
1'35.2501'35.2501'44.289BS
639DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート
1'35.3031'35.3031'45.391DL

+2

73YellowHat YMS TOMICA GT-Rロニー・クインタレッリ
横溝 直輝
1'35.4031'35.4031'45.482BS
836PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'35.5011'35.5011'44.249BS30
918TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
1'35.5021'35.5021'44.519BS
106ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
1'35.5251'35.5251'45.116BS

+1

1124WOODONE ADVAN Clarion GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'35.5951'35.5951'46.520YH

+1

1225ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
1'35.7711'35.7711'46.456YH

+2

1322MOTUL AUTECH GT-Rミハエル・クルム
柳田 真孝
1'35.8401'35.8401'45.063BS20
1412カルソニック IMPUL GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1'35.9911'35.9911'45.397BS30
151ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'36.1621'36.1621'44.494BS25
1623XANAVI NISMO GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1'37.5941'37.5941'45.806BS115