午前中の予選に引き続き、午後の予選もウエットコンディションは変わらず。しかし、雨の降り方が弱まっている。

Text: Katsuhide Sugino
Photo: TakahiroMasuda


スーパーラップは予選暫定10位の#17リアルNSXから始まる。ドライバーは金石年弘。アタックに入る前のラップで、コカコーラ・コーナー進入のブレーキングでバランスを失い、コースアウトするもノーダメージでコース復帰し、アタック開始。アタックラップをミスなくまとめ、1分42秒661を記録。これがターゲットタイムとなる。#17は午前中より3秒以上タイムを短縮し、やや路面状況が良くなっていることがうかがえる。
9番手スタートの#1ARTA NSXも42秒台をマークした後、#23ザナヴィGT-Rが登場。前回オートポリスの優勝で、最終戦に搭載するハンディ重量は80kg。午前中の予選は、B・トレルイエのがんばりで8番手を獲得したが、この80kgがスーパーラップに大きく影響するのは想像に難くない。B・トレルイエは果敢に攻めるが、セクション1の区間タイムでトップの#17リアルNSXに0.5秒近く遅れる。さらに100Rで姿勢を乱し、痛恨のタイムロス。ゴールでのタイムは1分44秒398に終わる。
ポイントラインキング2位の#18TAKATA NSX、#25エクリプスSC430も#17リアルのタイムを上回れず。ポイントランキング3位の#36ペトロナスSC430も100Rでカウンターを当てタイムロス、暫定トップの#17はおろか#18のタイムにも遅れを取る。
残るは、予選1回目で気を吐いた#32エプソンNSXと#24クラリオンGT-Rの2台。
しかし、#32エプソンNSXのL・デュバルは、アタック開始直後の1コーナーを大きくオーバーラン。1分45秒008とトップから3秒以上遅れてしまう。
残るは、#24クラリオンGT-R。5台のGT-R軍団の中では、性能調整+2と今回のレースではもっとも有利な条件。ポールに向けて、J・P・オリベイラが渾身のアタックをするも、なんと#32と同じように1コーナーをオーバーラン。場内のモニターには近藤監督の落胆の表情が映し出される。しかし、J・P・オリベイラは諦めることなくアタックに集中。およそ0.5秒あったと思われるオーバーランのタイムロスを取り返し、1分42秒883のスーパーラップ2番手のタイムでゴールラインを駆け抜けた。ポールポジションの#17リアルNSXとのタイム差は0.222秒。
「あのオーバーランがなければ…」と悔やまれるが、#24クラリオンGT-Rの速さは本物だ。フロントローからのスタートなら今期2勝目が十分に狙える。結果、#23ザナヴィGT-Rのチャンピオン獲得に向けての力強い援護射撃にもなる。

#23ザナヴィGT-Rのチャンピオン獲得の条件は、5位以上に入れば自力優勝確定。仮に最悪のノーポイントに終わったとしても、ランキング2位の#18TAKATAが3位以下、ランキング3位の#36ペトロナスSC430からランキング5位までの3チームが2位以下に留まれば、#23ザナヴィGT-Rのチャンピオンが決まる。

GT-Rファンが待ち望んだ、R35GT-Rのチャンピオン戴冠まであと少し…。


公式予選 1回目 天候:小雨 | コース:ウェット
公式予選 2回目 天候:小雨 | コース:ウェット
SUPER LAP 天候:小雨 | コース:ウェット

GT500クラス/予選総合
Pos. No. Car Driver Qualify#1 Qualify#2 Tire WH
117REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
1'45.9981'42.661BS

+2

224WOODONE ADVAN Clarion GT-RsJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'45.1911'42.883YH

+2

31ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'45.9701'42.932BS60
425ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
1'45.8581'43.280YH

+2

5100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'45.7971'43.563BS10
635宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1'45.5261'43.585BS
718TAKATA 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'45.9581'43.602BS65
836PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'45.7981'44.216BS55
923XANAVI NISMO GT-Rs本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1'45.9641'44.398BS80
1032EPSON NSXsロイック・デュバル
平中 克幸
1'45.3051'45.008DL30
116ENEOS SC430s伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム*
1'46.102
BS

+1

1212カルソニック IMPUL GT-Rs松田 次生
セバスチャン・フィリップ*
1'46.120
BS10

+1

1322MOTUL AUTECH GT-Rsミハエル・クルム*
柳田 真孝
1'46.289
BS25
1439DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート*
1'46.655
DL

+2

1538ZENT CERUMO SC430s立川 祐路
リチャード・ライアン*
1'46.879
BS25
163YellowHat YMS TOMICA GT-Rsロニー・クインタレッリ*
横溝 直輝
1'47.097
BS55
GT500 以上予選通過