-- SUPER GT第9戦レースレポート --
PERONAS SC430がチャンピオン!
NSXラストランは優勝で飾る!!












スーパーGT2009シリーズもいよいよ最終戦をモテギで迎え、シリーズタイトルの行方を決める大一番の最終戦となった。

これまでのポイントランキングを見てみよう。
1位:本山 哲(#1 GT-R)・・・78
2位:ブノワ・トレユイエ(#1 GT-R)・・・73
3位:脇坂寿一/アンドレ・ロッテラー(#36 SC430)・・・73
4位:伊沢琢也/ラルフ・ファーマン(#8 NSX)・・・61
チャンピオン争いは、この上位3台で繰り広げられることになる。#1 MOTUL AUTECH GT-Rは、2位以上でゴールすれば自力でチャンピオンを獲得することができる。全車ウェイトハンディはないため、まさにガチンコ勝負と言うわけだ。

前日に行われた予選の結果、ポールポジションは#8 ARTA NSX。2番手には最大のライバル#36 PETRONAS SC430が虎視眈々と狙う。#1 MOTUL AUTECH GT-Rは、予選5番手とGT-R勢のトップ。いまひとつGT-R軍団に精彩が欠けた結果となった。さらに、#1 MOTULと#36 PETRONASの間には、#6 ENEOS SC430(予選3位)と#38 ZENT SC430の2台のトヨタ勢が控えている。2年連続チャンピオンを狙う#1 MOTULとしては、なんとしても序盤で#36 PETRONASを捉えたいところだ。はたして2台のトヨタ勢のブロックをかわして#36 PETRONASの背後につけることができるのか。スターティングドライバーは#1 MOTULがブノワ、#36 PETRONASがロッテラー、そしてポールスタートの#8 ARTAがファーマン。

14時03分、フォーメーションラップからいよいよ決勝がスタート。スタート直後の1コーナーで#36ロッテラーが#8ファーマンをかわし、いきなりトップに躍り出て後続を引き離しにかかる。3番手は#6 ENEOS(ビルドハイム)、4番手に#38 ZENT(ライアン)、そして#1 MOTUL(ブノワ)のオーダー。#38 ライアンはたくみに#1 ブノワをブロック。トップ3台と4位以下の間隔はしだいに広がる。あせる#1 ブノワは盛んに仕掛けるものの#38 ライアンがうまくブロック。2LAP目のバックストレートでついに#1と#38が並ぶ。しかし、直後のコーナーで#38の巧みなブロックで、#1ブノワはたまらずフルブレーキング。激しいタイヤスモークを上げながらコーナーをクリヤ。この間に後続の#18 NSXにもパスされて5位に転落。しかしながら3LAP目には#18NSXをかわし、再び#38を攻めたてる。この間、トップ3台との間隔はさらに広がってしまった。4LAP目、再びバックストレートで#1ブノワが仕掛け、ついに#38をかわして4位にポジションアップ。トップの#36を追撃開始。しかし、16LAP目にはトップ#36と#1の間隔は16秒になっている。さらに、序盤の猛プッシュの影響でタイヤがつらい。#1のLAPタイムは思うように伸びず、背後には#38が隙を窺っている。NISMOのピットでは本山がヘルメットをかぶりスタンバイ。18LAP目、#1のタイヤは限界に来ている模様。最終コーナーではマシンを押さえ込むのがやっとの状態だ。この間に、ふたたび#38にパスされてしまった。ピットではタイヤ交換の準備をしてGT-Rの到着を待っている。ところが、このLAPでついに#1のフロント左タイヤがバースト。この影響で左フェンダーも大きく破損。ブノワは何とかピットにたどりつき、本山にステアリングを託す。しかし、破損したフェンダーの修復はピットロード上で無理と判断され、マシンはピット内に納められた。これで#1 MOTUL AUTECHの自力チャンピオンの望みは消えた。よほどの波乱でも起きない限り難しい。
24LAP目、トップの#36がピットイン。脇坂にドライバーチェンジ。#8が暫定トップに立つ。32LAP目、ようやくトップの#8がピットイン。伊沢にドライバーチェンジして、#36の前でコースに復帰。#8 伊沢はアウトラップをうまく走りきりトップを守る。35LAP目、5コーナーで300クラスのマシンがエンジンブロー。この影響でコース上にオイルが。これにつかまったのが#3 HASEMIと#1 MOTUL。5コーナーでコースオフするも無事にコースに復帰。しかしこれでセーフティカーが入る。37LAP目、ストレート上で一旦停止。隊列を整えて、セーフティカー走行となる。39LAP目、レースは再スタート。その後も大きな波乱はなく、53周のレースはゴールを迎えた。
優勝は#8 ARTA NSX。NSXのラストランを優勝で飾った。2位には#36 PETRONAS SC430がはいり、2009年のシリーズタイトルを手中に収めた。#1 MOTUL AUTECH GT-Rはトップから5LAP遅れの最下位で終わった。


決 勝 天候:曇 | コース:ドライ
GT500クラス/決勝結果
Pos. No. Car Driver Time/Diff. Laps Tire WH
18ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1:43'30.91353BS
236PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
0'08.82953BS
317KEIHIN NSX金石 年弘
塚越 広大
0'09.01053BS
46ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
0'10.44053BS
539DUNLOP SARD SC430アンドレ・クート
平手 晃平
0'12.65353DL
632EPSON NSXロイック・デュバル
中山 友貴
0'13.41753DL
712IMPUL カルソニック GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
0'19.21353BS
8100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
0'25.40253BS
935KRAFT SC430石浦 宏明
大嶋 和也
0'26.90053BS
1018ROCKSTAR 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
0'27.81153BS
1124HIS ADVAN KONDO GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
0'38.25453YH
123HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rロニー・クインタレッリ
安田 裕信
0'42.65553MI
1338ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
1'28.33153BS
141MOTUL AUTECH GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
5Laps48BS
GT500 規定周回数:37