7月27日 NISMOは先週末に行われたスーパーGT第7戦菅生において、目前の勝利を逃したMOTUL AUTECH GT-Rの突然のエンジンストップの原因について正式なリリースを発表した。

SUPER GT 2010 Rd.5 菅生
MOTUL AUTECH GT-R エンジンストップの原因について


ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:宮谷正一 以下、ニスモ)は、7月25日にスポーツランド SUGOで開催されたSUPER GT第5戦で、トップを走行中の#23 MOTUL AUTECH GT-Rのエンジンが突然ストップした原因は、車両のトラブルではなく走行中にタイヤカスのようなものがキルスイッチに当たったアクシデントによるもの、と発表した。

レース後の車両保管解除後にピットに戻ってきた#23 GT-Rのキルスイッチ部分には黒い痕があり、走行中に何かがそこに当たったことが考えられた。そこでGTAに#23 GT-Rのオンボードカメラの映像確認を依頼したところ、本山選手が「突然電源が落ちた」と言った74周目のSPコーナーの出口付近で前車が跳ね上げたタイヤカスのようなものがキルスイッチ付近に当たった映像があり、その瞬間、車内のメーター類が突然ブラックアウトしていた。チームではこれがエンジンストップの原因と見ている。

※キルスイッチは事故等で火災が発生することを防ぐため、外部からの操作ですぐに全ての電源が切れるように、レースカーへの装着が義務付けられている。

詳細はNISMOホームページへ


なんとも不運な結果となった菅生ラウンドだが、実は昨年の第7戦富士においても同じようなトラブルがGT-Rに発生していた。

レース中盤、2位を走っていたHIS KONDO GT-Rは、コース上で突然ストップした。ドライバーの荒聖治がマシンを降り点検したところ、キルスイッチがオフになっていることが判明。荒はスイッチをオンにして再びレースに復帰したものの順位を大きく後退させてしまった。この時も、他のマシンが落としたパーツが当たり、キルスイッチがオフになってしまったのだ。

今回の件も含み、何かGT-R固有のウィークポイントのような気がしないでもない。「2度あることは3度ある」ともいう。チームには万全の対策で次回に臨んでもらいたいところだ。