12月8日、日産GT-Rの一部仕様変更が実施された。
主な内容は以前の記事を踏襲するものだが、再度確定情報をリストアップしよう。

・最高出力の向上(480ps→485ps)
・10.15モード燃費の改善(8.2km/l→8.3km/l)
・クリーンエア領域の最大トルクの向上(392N・m(40kgf・m)→「461N・m(47kgf・m))
・ブレーキホースの剛性アップにより、特にスポーツ走行時の操作性や限界領域での制動力が向上
・ブレーキキャリパーのロゴを「brembo」から、開発主体である「NISSAN」へと変更
・ショックアブソーバー構造の一部変更
 バルブハウジングの仕様変更
 ワッシャー仕様変更(従来:分割タイプ→新規:一体型(シームレス))
 部品精度向上
 部品形状変更(流路損失の低減)
 部品強度向上
 部品精度向上
 シール構造変更
・フロントロアアームブッシュの前後方向の剛性アップ
・標準車のホイールがシルバークロームカラーコートからダーククロームカラーコートに変更
・Black edition、Premium editionのホイールがダーククロームカラーコートからリアルブラックカラーコートに変更
・ダンロップタイヤの設定を拡大(Black editionに標準設定、Premium editionにメーカーオプション設定)
・ナンバープレートのベース(台座)を廃止し、スタイル、空力、冷却を向上
・ブリリアントホワイトパール(3P)〈#QAB・特別塗装色〉を新設定
・アルティメイトメタルシルバー(#KAB)磨き追加(バンパー部の磨き仕上げを追加)
・燃料タンク容量を74Lに増量
・特別点検の時期を変更(初回の点検時期が新車1,000kmから2,000kmに)
・ブレーキのセット交換基準を変更(ブレーキディスクとパッドを4輪セットで交換から、認定テクニカルスタッフがセット交換不要という判断をした場合に限り、ブレーキパッドのみの交換が可能に)
・VDC-R OFFモードでの一般走行は保証対象外

今回の変更で、クルマ自体のスペック変更も興味深いが、それ以上に興味を引くのが、アフターサービスに関する内容の変更だ。
まずは、初回点検が2,000kmになった。これは、ミッションの合わせ込みのための距離が必要ということななのか。
続いてブレーキの交換基準の変更だ。今までは一律交換だったのが、現場のテクニカルスタッフの判断に委ねられる部分が増えたということ。これは、オーナーにとって嬉しい変更だろう。
最後は、VDC-Rの保証について。これは、以前、レポートした北米では「VDC-R OFFモードは保証対象外」という項目が、日本国内にも適用されることになったようだ。
「詳しくはオーナーズマニュアル3-76項目をご覧ください」とのことなので、手元にある2007年12月モデルのGT-Rオーナーズマニュアルの当該項目を確認してみたが、記載はない。09モデル以降、新たに設定された保証体系のようだ。
年式違いで保証体系に違いのある点は、なんとも疑問が残るが、北米では、10月初旬に北米日産からオーナー向けに以下の発表がなされている。

"The singular thing people need to remember is that using launch control does not void the warranty - The warranty clause regarding the operation of the vehicle with VDC turned off states that Nissan will not cover damage or failures of otherwise covered components, IF it can be determined that the use of launch control led or contributed to the failure. The act of using launch control (which requires turning off the VDC) will not automatically void the vehicle warranty. Simply put, the warranty outlines that failures or damage resulting from things such as misuse, accidents, non-factory modifications, etc. are not covered under the factory warranty.
Further, the warranty states that VDC should only be turned off to help when rocking the vehicle when stuck in mud or snow.
Nissan will not void the entire warranty on any of our cars based on one specific issue of one specific component or system, however, a part or system won’t be covered under warranty if Nissan determines that the failure was as a result of misuse, modifications, etc. (as mentioned above)."

つまり、ローンチコントロールを使用した時点で自動的にすべての保証を無効とするわけではないが、誤った使用、事故、日産の工場以外での改造などの結果起こった不良やダメージについては保証をしない、というものだ。