聖地探訪Ⅲ ~スカイライン命名の稜線:草津後編~






昭和30年、すなわち1955年3月21日、櫻井眞一郎氏は初めて芳ヶ平を訪れた。
このとき、この地から見た風景が元となって、スカイラインという名車が誕生したのである。
スカイラインが12代目のV36型まで進化した52年後の2007年3月21日、櫻井眞一郎氏は最愛の妻を伴って再びこの地を訪れた。

Text: Shunsuke Takeuchi
Photo: GTR-World.net / Hiroshi Kitayama / Nissan



今回は、冬。芳ヶ平はまだ深い雪に閉ざされている。
通常なら、スキーを履いていないと芳ヶ平ヒュッテまでは行けない。
櫻井夫妻を、何としても芳ヶ平ヒュッテまで連れていきたいというスカイライン・オーナー達の熱意で、ヘリコプターをチャーターしたのである。
目的は、櫻井夫妻に52年ぶりに芳ヶ平からの風景を見ていただくことと、ヒュッテ内に記念プレートを設置することであった。

ヘリポートから芳ヶ平ヒュッテまでは、僅か3分の飛行だ。スカイライン命名の元となった白い山並みが一行を出迎えてくれた。そしてヘリコプターは芳ヶ平の白い雪原に着陸した。

「あー、あの稜線です。52年前と同じ景色です」
これが昭和30年以来、52年ぶりに芳ヶ平に降り立った櫻井眞一郎氏の第一声だった。この芳ヶ平訪問に際し、櫻井氏は美子夫人を同伴した。「クルマ造りに没頭し、妻には本当に苦労をかけた。だから妻にもあの景色をどうしても見せたい」という櫻井氏のたっての希望だったのだ。

「愛」
櫻井氏のクルマ造りの哲学である。
スカイライン命名の由来となった山並みを見つめるお二人の後姿に、「愛」を感じた参加者も多かったはずだ。

櫻井氏が見つめた稜線には、現在、国道292号線が走っている。
通称「志賀草津道路」、日本一高いところを通過する国道としても有名だ。その、最高地点からは、芳ヶ平ヒュッテを望むことができる。
冬季は雪のため通行止めになるが、春から秋にかけては絶好のドライブコース。
スカイライン命名の山並みを、愛車で楽しんでみてはいかがだろうか。






草津町は、言わずと知れた日本一の温泉街。
ゆっくりと温泉を楽しんだ後は、ここがおすすめ。
井川遥も通うというこの洋食屋さん、なかなかお洒落なお店だ。
イチオシは「どんぐり風ハンバーグ」。
特性のデミグラスソースとたっぷりの野菜が、ハンバーグを覆いかくすほどにかけられている。
味もさることながら、ボリュームも満点だ。
草津を訪れた際には、是非とも立ち寄ってみる価値はある。

西洋料理 「どんぐり」
群馬県吾妻郡草津町草津562-16
0279-88-7222(お問い合わせなど)
場所は湯畑から少し奥に入ったあたり。人気店だけに予約して訪れた方が良いだろう。

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4月25日(土)『日産スカイラインフェスティバル in 草津』開催
さて、その草津温泉では4月25日に「日産スカイラインフェスティバルin草津」というイベントが行われる。
トークショーでは、ナント櫻井眞一郎氏と、ガンさんこと黒澤元治氏による夢のような対談が行われる。また、日産自動車からは、大澤辰夫CPS(V36スカイライン開発責任者)がサプライズ企画を持って参加するというから見逃せない。

当日参加もOKだ。詳しくは下記をご参照されたい。

http://www.nissan-skyline.jp/kusatsu2009/