千葉県の袖ヶ浦に本格的なサーキットができたのは、既に多くの方がご存知だろう。
都心からもアクアラインを使って1時間圏内とアクセスは良い。この距離だと、これまでは筑波サーキットがメインステージだったのだが、新たな競合サーキットが完成したというわけだ。

この2つのサーキットはコースの全長も、筑波が2.07kmで袖ヶ浦が2.4kmと規模としても似たようなイメージだ。そして、早くもこの新コースでフェアレディZのワンメイクレース「Zチャレンジ」が行われた。このレースにはスーパーGTでも活躍する谷口信輝選手が新型Zで参戦中。そこで、新サーキットの印象を聞いてみた。

―――― とにかく、都心からこれぐらい近い所に本格的なサーキットができたことが嬉しい。
第一印象は、コース幅も15m以上ということで、りっぱで大きい。いわゆるミニサーキットという概念ではないですね。

初めて走った印象では、とにかく粗を探したくなった。
とりあえずは1コーナーと最終コーナーのエスケープゾーンがないことぐらいかな。この2つのコーナーは現状ではラインが1つしかない。だから、ココでは抜けない。ここで抜けるようになると、さらに面白くなるだろうね。

それからガソリンスタンドやその他の施設がないこと。でもこれから充実してくるようなので今後が楽しみなサーキットだ。1コーナーや最終コーナーも改修するような噂もあるしね。それから、まだ完成したばかり?のサーキットのためか、ゼブラもないし、ダスティーだよね。全域で15m以上のコース幅があるんだけど、今日は8mくらいしか使えなかった。アウト側は埃が多くてスリッピーだったね。まだまだソフト面での改善は必要だと思う。

コースレイアウトでは、コーナリングスピードが高い点も嬉しい。それから、突っ込んでから曲がるようなコーナーが多いよね。チャレンジングというのかな。最近のサーキットはストップ&ゴー的な要素が多いけどココは違うね。旋回Gを残したままフルブレーキングするような、ちょっと鈴鹿に似たようなところもあるんだ。
まぁ、とにかく面白いコースですよ。久しぶりに面白いコーナーの多いサーキットができたというところかな。

初めて走る人への注意点は、1コーナーと最終コーナーはラインが一つしかないので抜けない。ここがもう少し広がるとさらに面白いコースになるだろうね。
3、4コーナーは、例の旋回ブレーキングが必要なコーナーなので要注意ポイント。ちょっとミスるとブレーキングドリフトになってしまうから、いい練習になると思う。
5、6コーナーもいやらしいコーナーだね。
このコースを走ってれいば、いい練習になるし腕も上がると思うな。

レース中は抜きどころも多いし、いい練習の場になるから、出来るだけ多くの人に走ってもらいたいコースだね。マナーを守って、みんなで大切に育てていきたいね。―――

コース全体の雰囲気は、十勝のような印象だ。広々とした牧歌的な風景が見ていても心地よい。谷口選手の言うように、コース幅はかなり広い。Zで楽しめるということは、GT-Rでも楽しめるということ。ただし、筑波とはコースの性格も異なるため、異なったドライビングテクニックやマシンセットアップが求められるだろう。これまでは「筑波で○○秒」というのがスタンダードであったが、「袖ヶ浦で○○秒」という新たなモノサシが加わるのだろうか。


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