R35 GT-Rのミッショントラブル対策に関して最新の情報を入手した。
これまで、当サイトが報告したトラブルはだいたい下記の3パターンだった。

1.クラッチのオイルシール破損
2.シフトソレノイドの固着
3.フロントドライブギアのCリング破損

詳細については、過去の記事(R35 GT-R ミッショントラブルあれこれ)
を参照して欲しいが、概略は

1のクラッチのオイルシール破損については、オイルシールのゴムが何らかの理由で切れて油圧がかからなくなる。このためフェイルセーフに落ち、走行不能になるというもの。現在は、国内外で対策品が出回っている。トラブルの件数も最近は減った模様だ。

2のシフトソレノイドの固着はシフトフォークを動かす油圧ソレノイドのマグネットセンサーに鉄粉が付着し、ソレノイドが動かなくなりシフトできなくなる。これは程度にもよるが、洗浄すれば復活する。現在は、GT-R系のショップではオイル交換の際に洗浄してくれるので、トラブルを未然に防ぐことが可能だ。

3のCリング破損が、一番やっかいなトラブルだろう。大方のケースでは外れたギヤがハウジング内で暴れるため、他の部位にも損傷がおよぶ。こうなると単品部品が入手できない現状では、ミッションのASSY交換しか手がない。こちらもCリング破損対策を長野のネココーポレーションが開発した。

この3つのトラブルの他に、最近では6速置き去り現象が発生している。やはり6速用シフトソレノイドが6速独自の構造によりスティックするのだが、すでに純正の対策パーツが出ているので、コレを装着することで防げるようだ。


さて、ネココーポレーションでは、以前からR35 GT-Rのミッション対策手法を検討してきたが、特に3のCリング破損は大きなトラブルになるため写真のような対策パーツがリリースされた。

同社で確認したところによると、シャシーNo5400番台のクルマ以降は、Cリング溝の破損対策が実施されている。問題は、それより以前のクルマで、今回、開発されたパーツは初期のGT-R向けということになる。これは、ノーマルのCリング溝を使ってギアを固定するものでナットの緩み対策も行われている念の入れようだ。



また、直接トラブルとは関係ないが、シフトチェンジや車庫入れなどの際に、新車時のようにスムーズにクラッチ操作ができるシステムも開発された。これはNHPCなどで行うクラッチ調整とは異なり、機械的にシムで再調整するようなシステムだ。既に何人かのオーナーが調整を行ったが、すこぶる評判が良いとのこと。「新車時のフィーリングに戻った」あるいは「シフトアップがスムーズになった」という声が寄せられているという。

ネココーポレーションでは、ミッションのトラブル対策をメニュー化している。

①強化Cリング取り付け
②クラッチ調整
③シフトアクチェータ対策部品取り付け

価格は30万円(オイル代別)程度だ。
詳しくは下記のサイトで確認して欲しい。

■ネコ・コーポレーション
長野県小諸市御影新田2454-2
TEL:0267-23-8665/FAX:0267-25-6667
営業時間:月~金曜日 10:00~18:00
http://www.neko-co.jp/


また、このメニューは下記の3社でも行ってくれる。

ころばぬ先の杖
大きなトラブルになる前に相談してみてはいかがだろうか。

■MCR
埼玉県八潮市大曽根612-8
TEL:048-995-0131/FAX:048-995-0132
営業時間:10:00~20:00
定休日:毎週月曜およびイベント開催日
http://www.mcr-ltd.com/

■トップシークレット
千葉県千葉市花見川区三角町759-1
TEL:043-216-8808/FAX:043-216-0005
営業時間:9:00~19:00
定休日:年中無休
http://topsecret.ico.bz/

■HKSテクニカルファクトリー
埼玉県戸田市美女木5-2-8
TEL : 048-421-0508
営業時間 10:00~19:00
定休日 毎週木曜日 年末年始
http://www.hks-tf.co.jp/