R35GT-Rチューニングをリードしてきたマインズが、新たなアイテムを開発。そのテストが筑波サーキットで行われた。

Text: GTR-WORLD.net
Photo: Yoshio Moriyama


マインズは、R35GT-Rに更なるパワーを求めるユーザーの要望に応えるため、チューニングアイテムメニューの「SPEC-X 6.0」を開発。ハイブースト対応のVX-ROM TYPE-Xを用いてMAX600psに対応させるとともに、弱点となる高回転時のブーストダウン対策を施して完成させた。「SPEC-X 6.0」は、スーパーアウトレットなどの排気系と調整式強化アクチュエーター、ブーストコントローラー(EVC5等)、そしてスペシャルアレンジの施されたVX-ROM TYPE-Xなどで構成。
なお、オプション設定としてスーパーキャタライザーⅡを用いたSPEC-X 6.0も選択が可能である。
また、すでにVX-ROM、スーパーキャタライザーⅡ等を装着されているオーナーに対してもステップアップが行なえるように、マインズのチューニングメニューは多彩に構成されている。

SPEC-X 6.0の基本構成部品
・VX-ROM Type-X(Hiブースト対応)
・調整式強化アクチュエーター(0.85kg/cm2設定)
・スーパーアウトレット PROⅡ(第一触媒レス 80φ)
・ストレートパイプ(第二触媒レス)
・ブーストコントローラー
・レーシングプラグ(NGK 8 or 9番)
・強化ホースバンド

筑波テストでは、R35GT-Rパーツの開発車両である、マインズの1号車と2号車が持ち込まれ、山田英二氏がステアリングを握った。
R35GT-Rデビュー直後から様々なパーツを開発、リリースしているマインズだけに足回りのセッティング等はすでに完成の域に達しているといっていい。今回のテストは「SPEC-X 6.0」を装着して、サーキットでのマッチング確認がメイン。
1号車と2号車の違いは、2号車はカーボンボンネット、カーボントランクリッドなど、より軽量化された仕様であること。ホイールはレイズのTE37G2を装着していた。
2号車に関して言えば、競技専用スペックのため触媒を廃しストレートにしているが、その排気音は意外に静か。VR38DETT特有の排気音は、ノーマルより軽やかに奏でられる。
この日のテストは、タイムアタックがメインではなかったが、1号車が59秒482、2号車が59秒244というタイムを記録。気温が5℃を越える条件では十分に速いタイムといえるだろう。
「SPEC-X 6.0」は筑波サーキットだけでなく、近日中に超高速サーキットの富士スピードウェイでもテストを実施。さらに熟成を重ねた上で、中心となるサーキットユースや海外ユーザーはもとより、ストリートベースでもそれなりのアレンジが可能になるようにリリースされる予定。エンジン本体には一切、手をつけずに、排気系のストレート化とエンジン及びブーストコントロールのマネージメントだけで軽々と600psに達してしまうVR38DETTには、やはり無限の可能性が見えてくる。