Text: Katsuhide Sugino
Photo: GTR-WORLD.net

レブスピード2月号企画











3台の新型GT-RがFSWアタック!!
予想を大きく上回る好タイムをマーク!!


先週の筑波サーキットに続き、またまたレブスピード編集部がやってくれました!! 今度は、R35 GT-Rによる富士スピードウェイ初アタックだ。
 集まったのは3台のGT-R。筑波で1分3秒1を記録したマインズ号、走行はしなかったものの先週の筑波に姿を現した赤いMCR号。そしてもう1台。HKS関西サービスの白いGT-R。
 MCR号とHKS関西サービス号は、「ナラシ直後」ということで完全ノーマルだったが、筑波にカラーリングして現れたマインズ号は微妙に車高が低くなっている。しかも、ショックアブソーバーの色がノーマルと違って見えたのは気のせいか…。さらにフロントシートは2脚ともカーボン製のレカロSP-Aに交換されていた。
 マインズの新倉通蔵代表にそれらを尋ねると「サスペンションはいろいろと試している最中です。今回は10mmくらい車高を下げてきました。詳しいことはまだお話できる状態ではないです…」とまるで新型GT-R発表直前の日産のような口の堅さ。他に変更点を探そうとリアに回ってみたが、もう完成しているのではと噂されていたマフラーはノーマルのままだった。新型GT-Rのチューニングがいかに難しく、慎重に進めるべきものであるかを無言のうちに語っているようだ。
 タイムアタックするドライバーは、マインズが筑波アタックに引き続き木下隆之選手、MCRは小林真一代表。そしてHKS関西サービスは、今回、初めて新型GT-Rに直接触れるという大井貴之選手がドライブする。
 仙台ハイランドでのタイム、筑波サーキットのタイムから事前に予想されたFSWのラップタイムは2分フラット。チューニングのベースデータとなるノーマルのタイムを記録するために、3台の新型GT-Rがコースイン。3台とも純正のブリヂストン製タイヤを履いている。
 まずは、高速域でのブレーキキャパシティや車両コントロールデバイスの動きを確認するために、様々にラインを変えてトライ。3台ともピットインとコースインを繰り返しながら、テストを続ける。
 刻々とモニターにラップタイムが刻まれていくが、すでに予想タイムの2分フラットは軽く切り、1分57秒台から56秒台に突入。とにかく、ストレートが圧倒的に速いのには驚かされる。メーター読みで280km/h近くに達するらしい。
 そして、1時間の走行終了間際、若干車高を下げてきたマインズが1分54秒688というベストラップをマークした。完全ノーマルでデータ取りに徹したHKS関西サービスとMCRのタイムは、それぞれ1分56秒162と1分56秒694だった。

 このタイムアタックの模様は、12月26日発売のレブスピード2月号に掲載される。


ついにR35 GT-Rチューニング始動か!?

 今回のアタックで1台だけ1分54秒台に突入したマインズの新倉代表は「今日、うちのクルマが速かったのは、もちろん若干下げた車高とテスト中のサスペンションが効いていると思うが、レカロのカーボン製バケットシートに交換して軽量化したのも大きい。純正シートは2脚で50kg近くあるので、1脚2.5kgしかないSP-Aにするのは効果大。ちなみに、現在の車重は実測1680kgぐらい」と語った。
 MCRの小林氏は、新型GT-Rのチューニングについて「チューニングの手始めはマフラーとダウンサスかな。ショックはノーマルのままで、車高が下がるスプリングを作りたいね」という。HKS関西サービスの向井敏之代表も「まずは車高を落とすダウンスプリングだね。ホイールももう出来るよ。あとはシート。ノーマルは、街乗りはいいけどサーキットではホールド不足だからね」と3社ともやる気満々である。

 メーカーが「チューニングしようのない完璧なクルマ」として、第二世代のようなチューニングは難しいと見られた新型GT-R。しかし、わずかずつではあるが、確実にパーツ開発は進行しているようだ。1月の東京オートサロンには、果たして何台の新型GT-Rのデモカーが展示されるのか?