RB26DETT冷却系メンテナンス指南
Vol.3 年老いたラジエターホースはパンク寸前!?


Text/Photo: GTR-WORLD.net








 ノーマルのRB26DETTにとって、通常の走行なら真夏の渋滞でも水温が上昇してオーバーヒートになるということはまずないだろう。水温がどんどん上昇してしまうということは、なにかトラブルを抱えている可能性がある。
 単純な原因としては、冷却水の不足・漏れ。とくに製造後20年近くが経過したR32GT-Rは、ゴム製部品から寿命を迎える。ラジエターホースやヒーターホースからLLC(ロングライフクーラント)が漏れているGT-Rは少なくない。いっけん、どこからもLLC漏れが見られなくても、エンジン後部の隠れたヒーターホースやターボの冷却水配管などから漏れている例もある。
 また、今のところ漏れていなくても、ラジエターホースの表面が白くなっているのは危険信号。ホースの中のシリコンが浮き出して白くなっているのだ。こうなっていたらホースは硬化していて、すでに寿命に達し破裂寸前かもしれない。
 オーバーヒートの原因としてラジエター自身に問題があることも。LLC漏れがなくても、長年の使用で水垢や不純物で水路がふさがって効率が落ちているラジエターも多い。取り外して洗浄するか、新品交換が必要になる。ラジエターを交換する際には、出来る限りのホース類とホースバンドを新品に交換しておくとより安心。
 重大なトラブルの予兆として、ウォーターポンプ周りからのLLC漏れがある。ウォーターポンプから白くLLCの跡が出ていたら危険信号。漏れるだけでなく、ウォーターポンプが焼きついてエンジンそのものが壊れる可能性がある。ウォーターポンプを交換するには、タイミングベルトの脱着が必要なので、10万km近く走行してタイミングベルトを交換する際には、同時にウォーターポンプを交換すると工賃が節約できる。ウォーターポンプそのものも消耗部品と考えたほうがいい。
 最後に、LLCを交換する際に忘れてならないのが、冷却水路のエア抜き。これを怠ると水路内に入った気泡が抜けずにLLCの循環を妨げ水温が上昇する。エア抜きするには、エンジンの6連スロットル脇についているバランスチューブ前部のエア抜きプラグを使う。ただ、古いエンジンだとエア抜きプラグを外しても、水垢や不純物で穴がふさがっていることもあるので注意。

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